こういった案内業務をこなしながらもやる仕事は多くある。待合室の喫煙所をチェックして灰を片付けたり、トイレが汚れてないか確認してトイレットペーパーは常に三角折りに。そしてサービスが終わったお部屋のセットも大事な仕事だ。ローションやボディーソープ、消毒液の残量をチェックし、少なくなっていれば補充。最後にお部屋に消臭スプレーを振りかける。また、
使用されたタオルがどんどん溜まっていくので、それをまとめて指定の場所へと運び新しいタオルを用意しておく。常に何かしらやることがあって、バタバタ動いていたら時刻はあっという間に15時となり、遅番の人たちが出勤してきた。
ここで女の子の出勤情報などの引継ぎなどを行うため
スタッフが一度集まる。
「ちょっと休憩しましょうか」そうS君に誘われホッとひと息つく。足が棒のようだ。「疲れました? 今日は平日だからまだゆったりしてるほうですよ。週末はお客さんがひっきりなしにくるんで、この3倍は忙しいです」とビビらせてくる。1日だけの勤務なので、何とか頑張れているが連勤するとなるとかなりハードなのは間違いない。だが、「自分たちが頑張って女の子が働きやすい環境を作ってあげることが、店全体の利益につながるじゃないですか。給料も多くもらえるし、頑張ればどんどん出世できるんでやりがいありますよ」とS君。しっかりした考えを持っており、テキパキと仕事をこなすこの若者にちょっと尊敬の念まで抱いてしまった。
その後も淡々と仕事をこなし案内業務にも慣れてきた頃、予定の19時となり、長かった勤務体験も終わりのとき。店長からの「明日のシフトは何時からだっけ?」という問いかけを笑顔でスルーし、お世話になった店を後にしたのだった。
今回体験したのは、スタッフとしての仕事のほんの一部。出世していけば女の子のシフト管理やイベントの企画など様々な業務がある。それに伴って給料もどんどん上がっていき、店長クラスになると100万円という大台も見えてくる。確かに忙しくてキツイ仕事であることは間違いないが、非常にやりがいもあって高収入も狙える。現在、中洲ではどのお店も男性スタッフ不足というチャンスでもあるので、やる気があるって人はチャレンジしてみてはいかがだろうか。掴め! フーゾクドリーム!