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中洲の風俗街へ外国人客が殺到 受け入れる風俗店も続々増加中

年々増え続けている福岡へやってくる外国人観光客。彼らのお目当ては色々あれど、中洲の歓楽街もそのターゲット。風俗店へ多くの外国人客が遊びに来ているのだ。お店側の対応を取材した。
中洲にある?驚安の殿堂?のキャッチコピーで有名なディスカウントショップ。免税で買い物することができ、その袋を持っていればほぼ、外国人観光客と言っていいだろう


昨年九州へ訪れた外国人観光客の数は372万人。熊本地震が発生し、九州への旅行が相次いでキャンセルされたにもかかわらず、'15年の統計から100万人近くも増加。過去最高を記録したという。中でも韓国人、中国人の割合が多く、この2国で全体の半分ほどを占めている。今年もその勢いは衰えず、外航クルーズ船の寄港回数の大幅な増加や韓国の仁川〜福岡線の増便などを背景に、前年同月比46%という驚異的な伸び率を記録。ここ福岡市は九州の中で最も外国人観光客が多いこともあり、街のあちこちでカメラ片手に散策する姿を日々見かけるようになった。

外国人観光客に人気のスポットといえば、福岡タワーや大宰府天満宮、某とんこつラーメン店など様々あるが、福岡市は西日本最大の歓楽街である中洲を有する街。外国人にとってもその魅力には抗いがたいようだ。ここ数年観光客の増加と比例するように、多くの外国人が中洲へと遊びにくるようになった。

実は今から3年ほど前、中洲の風俗店へ外国人客の対応について取材したことがある。そのときはほとんどのお店がNG。OKなお店でも、対応できる女の子のみ、そして日本語が話せるならという条件付きだった。

その状況が大きく一変している。中洲のトクヨク・ヘルス、ソープランドをピックアップして取材したところ、実に6割から7割近くのお店が条件付きでOKとしていたのだ。

「対応できる女の子に限り利用OKです。日本語が話せなくても問題ありません」とは、素人系の若い女の子を集めた某ソープランド店長F氏。同店では女の子の面接時に“外国人の対応が出来るか"という質問を必ず行っているそうだ。数年前と比べ、対応可能な女の子の数も増えてきているという。

同じく日本語が話せなくてもOKにしている某ソープランド店長H氏は「可能な女の子も増えて来て、日によっては全員対応OKという場合もありますね。今まで当店ではNGにしていたのですが、無視するにはもったいないくらい外国人客が増えてきましたから」と現在の状況を語ってくれた。

対応するお店が増えてきた理由のひとつは、H氏の言うように、外国人客からの問い合わせや来店が増え続けているからだろう。さらにお店にとってありがたいのは、外国人客は割引を使わないから、というのがある。

「今はどこもお客さんを集めるために割引合戦でしょ。その負担を女の子に払わせるわけにはいかないからお店がかぶる。競争がある世界ではしょうがないけど、割引のお客ばかりだとつらいでしょ(笑)。その点外国人客は割引とか気にしないし、そもそも知らない人のほうが多いからね。うちは今のところ正規料金でやってるけど、5千円とか1万円くらい通常から値上げしてるお店もあるみたいよ」と某ソープランドのオーナーY氏が教えてくれた。
対応するお店が増えたことで、トラブルなどは起きていないのだろうか。取材してみると、「そこまで大きなトラブルはないです。しいていえば、先日70分コースで入った日本語が話せない中国人のお客さんがいたのですが、30分ほどで終えて出てきたんです。話せないから終了後のコミュニケーションが取れませんからね(笑)。そしたら時間が短くなった分返金しろと。もちろんお断りしましたが、会話が成立しない分かなり苦労しましたよ」と前出の某ソープランド店長H氏。

また、某ソープランドのオーナーY氏からは、「韓国人に多いんだけど、案内した後に選んだ女の子と違うじゃないかって(笑)。ほら、あっちの風俗って実物を見てから女の子を選ぶんでしょ? 写真を見て選ぶってシステム自体が初めてなわけよ。その写真を多少は修正してるってことも知らないから揉めちゃう」とか。ちなみに「修正はちょびっとだけだよ?(笑)」とY氏からは念を押された。

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