しかし、「このまま値下げが続いてくれたら最高なんだけど…」とK氏が懸念するように、ガソリン代は国際情勢に左右され値動きが激しいモノ。実際に原稿執筆時(1月下旬)からこの号が発売される間にさらに大きく値が動く可能性も大いにある。
ではこの小さくない経費に対してお店は普段から対策をしているのだろうか。2台の送迎車で回しているという某大分デリヘル店のオーナーは、「オープンしてからずっとクラウンで送迎してたんだけど、去年プリウスに変えたんだよね。そしたら月のガソリン代が4分の1になったんだよ。これならすぐに元が取れるし、思い切って変えてよかった」という。
ハイブリッド車に切り替えているお店はかなり多く、特に多くの送迎車で回している大手ではその傾向が強かった。
また、「1円でも安くとか、そこまで徹底しているわけじゃないけど送迎してたらいろんなところを回るから、ガソリン代のチェックは欠かせない」と熊本の某デリヘル店長。周辺のガソリン代情報に気を配り、支払いはカードに統一しているとか。他には極力車を使わないように、出来るだけ事務所近くのホテルから利用してもらうなどの工夫をしているお店もあり、各店さまざまな営業努力を行っているようだ。
この先ガソリン代の価格がどのように変化していくかは分からないが、これからも下落が長く続いていけばお店は大助かり。浮いたお金でお客さま還元キャンペーン! なんていかがでしょ~かね?