なぜ大都市ではなく、地方都市なのか。ここ最近続いている大手グループによる地方都市への出店ラッシュ。関係者へのインタビューを通して、地方都市進出の狙いが見えてきた。
今、大都市・都市圏から地方都市へ進出する風俗グループが増えている。以前からも、東京・吉原などの人気グループが福岡・中洲、札幌・ススキノへと出店することはあった。それでも
風俗五大都市が中心で、それ以下の人口規模の地方都市へと進出することは稀中の稀と思われていた。それが、今年に入って全国展開している大手のYESグループや、ヴァージングループが沖縄に出店。福岡の某大手デリヘルグループは四国へお店を出し、1年ほど前には、熊本の人気ソープランド「RAO」が四国へ進出と、地方都市から地方都市に進出するパターンまで出てきた。進出していない風俗五大都市ではなく、なぜ地方都市へと行くのか。そこには各グループともにキチンとした理由があるようで。
「やっぱりコストの安さが魅力的ですね」とは、中洲で8店舗を経営するヴァージングループの責任者S氏。沖縄進出を決めた大きな理由のひとつが、出店にかかる費用、そして店舗運営の経費が安く抑えられるからだという。確かに福岡や東京でお店を新しく出店しようとすると、土地代や家賃などは地方に比べかなり高額。経費についても、男性スタッフの人件費や女の子の寮など、大都市に比べて安く済ませることができるという。