また、同じくらい重要なメリットが、ライバルの少なさであるとS氏。大歓楽街ともなると、多くのお店が軒を連ねており、近年福岡・中洲で発生している激安競争などに巻き込まれてしまう。やはりユーザーはより安く遊びたいという気持ちが1番強いので、そういった対応策も考えていかなければならない。地方都市でも少なからず料金相場は下がってはいるが、都市と比べればまだ競争激化とは言えない印象だ。実際にヴァージングループの沖縄店は
福岡よりも料金を高めに設定できているという。集客面では福岡に比べて確かに総数は減るものの、コストの安さも相まって、十分な利益率を実現しているのだ。
また、ヴァージングループでは、東京や福岡で人気のある子を沖縄に連れて行くというイベントを開催しており、そのラインナップには現役AV女優なども含まれ、沖縄在住のフーゾクファンにも大好評。すぐに予約で埋まってしまうとか。また、グループの強みを生かして、沖縄限定で顔出しOKという系列他エリアの子を使って積極的にアピールできることも、いい宣伝になっているようだ。
多くのライバルがいる場所で無理に新規出店をするのではなく、コストの安さや価格競争に巻き込まれない場所での出店は、思った以上に多くのメリットがあるといえる。取材で話を聞いた各グループは、今後もいろんな地方での出店を考えているとのこと。ここ最近、号泣会見やLINE問題など、地方議員の話題で騒がしかったが、風俗業界ではいい意味で地方が盛り上がっていきそう。